あいなとものぶ安比奈線を歩く -緑の武蔵野を護れ-



 僕は数回、埼玉県川越市の西武鉄道安比奈線の線路を歩いてきました。 路線の沿革は自己紹介のページを見てください。
 さて、安比奈線は廃線ではなく休止線ということもあって、レールはほぼ全線残っています。しかも、架線も張られたままです。もちろんこのままでは電車は走れませんが、トロッコなら走れるかな、と思いました。
 自己紹介のページにも書いたとおり、本線の西武新宿線の車庫を造ることになり、そのための用地として安比奈線が選ばれたのですが、全く進んでいる様子はないようです。新宿線の複々線化(西武新宿-上石神井間)による輸送力増強のための車庫だったのですが、複々線工事が中止になったため、こちらも見送られています。
 もし、複々線工事がされていたら、車庫は今年あたりに完成していたでしょう。そのときは車庫の近くに旅客駅も造る構想があったので、開発がどんどん進んで田畑や森林が大幅に減っていたと思います。かくして武蔵野の森は守られたわけですが、これでよかったのか、なんか複雑な気持ちですね。
 前置きが長くなりましたが、これからご覧いただくのは、安比奈線を歩いてきたときに撮った写真と併せた安比奈線の『一風変わった』紹介です。
 
 *写真をクリックすると、フルサイズになります。

 安比奈線全線図
 

 *地点をクリックすると、そこの写真と説明が出てきます。



 A地点

 何年ぶりだろう。ほんとに懐かしい。
 この街に、そしてこの線路にぼくは帰ってきたのだ。 小さい頃から、この線路を電車が走っていた記憶がない。 父は言っていた。学生の頃は砂利を積んだ貨物列車が走っていたと。 でも、高校を出てまもなく、列車が走らなくなったという。
 小さい頃、よくこの線路で遊んだっけな。よく通りがかりのおじさんに 「おーい、あぶねーぞー!電車が来るぞー!」 って言われて、びっくりして逃げたっけな。たしかに電車は来たけど、 それは「本線」だったんだよな。それでおじさんは大笑い、ぼくらは「あ〜、まただまされた」。
 思い出だらけのこの線路を、久しぶりに歩いてみるかな。

 

 西武新宿線の終点、本川越の一つ手前、南大塚駅です。本川越方面のホームから撮りました。 安比奈線の分岐点は南大塚の手前です。もし安比奈線が復活して電車が走るようになったら、ホームが造られるのでしょうか。用地はあるので、割と楽にできるでしょう。 架線は張られたままになっています。



 B地点

 駅を降りると、駅前は思ったほど変わってはいなかった。ちょっと店が増えたくらいだ。 線路はあの頃と少しも変わっていない。架線も張られたままだった。 まるでタイムマシンに乗ってあの頃に戻ったかのような気持ちだった。
 今にも線路の向こうから、よく一緒に遊んだ友達が駆けてくるような気がするな。
 「おーい!早く早くー!」
 えっ!?まさか!
 「こっちこっちー!」
 線路で子どもたちが遊んでいた。

 

 駅を出て、安比奈線の線路沿いで撮りました。ちょっと影の部分が多くて、あまり見栄えがよくないです。すみません。



 C地点

 あの頃遊んだ友達は、どうしているかな。 ここに今も住んでいる奴もいれば、ぼくのようによそに行った奴もいる。いつかまた、みんなで会いたいな。

 

 新宿線から別れ、住宅地の中に入っていきます。このあたりは割と新しめの家が多いので、新しくここに住んだ人で「この線路はなんだろう?」と思った人も多いのでは。 これも影が多いですね。すみません。



 D地点

 このあたりは、ちっとも変わっていない。古びた信号機も、あの頃のまま残っている。 雑草に埋もれた線路もそのままだ。

 

  線路はさらに住宅地の中を抜けていきます。 犬の散歩道にこの線路を歩く人も多いようです。



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